2007年05月12日
* 田舎 * 墓参 * 里
* 田舎
船は 揺れ
バスにも 酔って
降りた 町から
村へ 三里
日暮れ道 烏(からす)啼き
辿り着く 家は山陰
宵闇の 井戸端
埃の足 洗う
夕げの煙 漂い
釣瓶(つるべ)の 水に
二つ三つ ほろほろ
柿の花 零れ落つ
* 墓参
松に 囲まれ
古き 菩提寺
山門 傾き
住持は 畑
寺男 山に
本堂 風渡り
簾(すだれ) そよぐ
裏山の 墓地
花入れに 枯れ枝
年経し 落ち葉
塵芥 掃き出し
墓石に 打ち水
線香 揺らげば
椿の 花
音もせで 落つ
* 里
靄(もや) 立ち込め
山 溶け入り
露 光りて
朝顔 開く
石段の 上
鎮守の 社(やしろ)
拍手 一つ
遠く 牛鳴く
囲炉裏の 火
赤々と 燃え
鍋 湯気立ち
匂い 香ばし
船は 揺れ
バスにも 酔って
降りた 町から
村へ 三里
日暮れ道 烏(からす)啼き
辿り着く 家は山陰
宵闇の 井戸端
埃の足 洗う
夕げの煙 漂い
釣瓶(つるべ)の 水に
二つ三つ ほろほろ
柿の花 零れ落つ
* 墓参
松に 囲まれ
古き 菩提寺
山門 傾き
住持は 畑
寺男 山に
本堂 風渡り
簾(すだれ) そよぐ
裏山の 墓地
花入れに 枯れ枝
年経し 落ち葉
塵芥 掃き出し
墓石に 打ち水
線香 揺らげば
椿の 花
音もせで 落つ
* 里
靄(もや) 立ち込め
山 溶け入り
露 光りて
朝顔 開く
石段の 上
鎮守の 社(やしろ)
拍手 一つ
遠く 牛鳴く
囲炉裏の 火
赤々と 燃え
鍋 湯気立ち
匂い 香ばし

