2007年06月14日

* 夢物語     * 夜毎の夢

* 夢物語

昨日は支那の 寓話(ぐうわ)を読んだ
  大輪の牡丹(ぼたん)を 愛(め)でるうち
牡丹の内より人が出て
  招かれるままに 花に入る
牡丹の内は 象牙の宮殿
  数多(あまた)の馳走 美女の持て成し
彼地の人の 夢たるや幽玄
  邯鄲(かんたん)は夢の枕の 物語
刻(とき)も自在の 大なる夢
  ぼくの夢は 小さく貧しい
夢の怪(げ)に追われ 奈落へと落ちる
  小心に気宇壮大の 構え無く
華麗浪漫たる 思いまた無し
  自分に見合う  細(ささ)やかな夢でも
何も見ぬよりは 可(よ)しとすべきか




* 夜毎の夢

夜毎に続く 夢物語
そんなこと 現実{いま)に ある筈も無い
どれほど 念じたとして
毎夜同じ夢が 表れる訳も無い
もしもそんな薬でも 有るとしたら
迷わず試して  みるだろう


   夢は 五臓六腑の疲れから
   ものの本では そう説いている
楽しい夢や 明るい夢まで
疲れた臓腑が 生み出すならば
人は 眠ったほうが 楽なのか


   寝るより楽は なかりけり
   浮世の馬鹿が 起きて働く
        と 狂歌にあった




  猪本氏作品
 

 

 

  
    
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