2007年06月17日
*夢 *夢魔 *見果てぬ夢
* 夢
陽光燦(さん)と 輝きて
蒼穹(そうきゅう)高き 天に在り
夏みる夢の 狂おしさ
秋雨瀟(しょう)瀟(しょう) 胸に沁み
落葉濡れて 路にあり
秘めたる夢の 湿めやかさ
冬野の果てに 風渡り
古梢哀しく 空にあり
凍てつく夢の うそ寒さ
宵風(しょうふう) 肌にまつわりて
溶暗 花の匂いあり
夢見る夢ぞ 暖かさ
* 夢魔
夜は闇に 魘(うな)された
寝入りばなに 突如襲う暗黒
頭の上に 魔が姿を表す
身体は全く 動かせない
奇怪な音と 彩(いろど)りと
物の怪(け)の 乱舞を
私は 夢魔の刻(とき)と呼んだ
手足の先を 冷たさが走る時
それが 悪夢の訪れの
予兆と 知った
痺れが身体に 及ぶ前に
必死に悪魔に 私は抗(あらが)う
寝返り打てれば 私の勝ち
悪夢に刃向かう 術を得て
闇への恐れも 無くなった
何時しか 悪夢の姿も消えた
だが果たして それは
良いことで あったのか
刻々(ときどき)に 折角姿を見せていた
闇の世界への 得難い通路を
自ら閉ざして しまったのかも
* 見果てぬ夢
仰ぐ夜空に 星々重なり
尽きぬ思いに 胸や高鳴る
君が姿 消すも適わず
大空に見る 銀の写し絵
燃えて輝き 煌めき深く
ひときわ激しさ オリオンの座
舳先(みよし)は真南 海は闇
波頭砕けて 散る夜光虫
手に採(と)る舵輪(だりん)の 木肌温か
ぬくもり浮かぶ 磁光は羅針儀
行途(ゆくて)に重なる 漆黒の波
目指す彼方 低きに瞬(またた)くサザンクロス
次回から「 天空微塵 」編をご紹介します。
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陽光燦(さん)と 輝きて
蒼穹(そうきゅう)高き 天に在り
夏みる夢の 狂おしさ
秋雨瀟(しょう)瀟(しょう) 胸に沁み
落葉濡れて 路にあり
秘めたる夢の 湿めやかさ
冬野の果てに 風渡り
古梢哀しく 空にあり
凍てつく夢の うそ寒さ
宵風(しょうふう) 肌にまつわりて
溶暗 花の匂いあり
夢見る夢ぞ 暖かさ
* 夢魔
夜は闇に 魘(うな)された
寝入りばなに 突如襲う暗黒
頭の上に 魔が姿を表す
身体は全く 動かせない
奇怪な音と 彩(いろど)りと
物の怪(け)の 乱舞を
私は 夢魔の刻(とき)と呼んだ
手足の先を 冷たさが走る時
それが 悪夢の訪れの
予兆と 知った
痺れが身体に 及ぶ前に
必死に悪魔に 私は抗(あらが)う
寝返り打てれば 私の勝ち
悪夢に刃向かう 術を得て
闇への恐れも 無くなった
何時しか 悪夢の姿も消えた
だが果たして それは
良いことで あったのか
刻々(ときどき)に 折角姿を見せていた
闇の世界への 得難い通路を
自ら閉ざして しまったのかも
* 見果てぬ夢
仰ぐ夜空に 星々重なり
尽きぬ思いに 胸や高鳴る
君が姿 消すも適わず
大空に見る 銀の写し絵
燃えて輝き 煌めき深く
ひときわ激しさ オリオンの座
舳先(みよし)は真南 海は闇
波頭砕けて 散る夜光虫
手に採(と)る舵輪(だりん)の 木肌温か
ぬくもり浮かぶ 磁光は羅針儀
行途(ゆくて)に重なる 漆黒の波
目指す彼方 低きに瞬(またた)くサザンクロス
次回から「 天空微塵 」編をご紹介します。
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Posted by 葡萄 at 11:38│Comments(1)
│「 夢物語 」編
この記事へのコメント
「夢」の詩を読み 漢文詩を読むごとき、響きに魅せられました
Posted by ひろこ at 2007年06月19日 19:51

