2007年06月28日
*車牽く男 *文字で描く絵
*車牽く男
荷物を牽いて あの男が通る
からだは陽に 焼き尽くされ
喉元辺(あた)りも 真っ赤な酒焼け
焼酎だけが 唯一の楽しみ
年令の頃なら はや四十路(よそじ)
少し知能も 劣るとの噂
でもあの顔だち あの体つき
心なしか 父親のそれに似て
永らく会えぬ 面影をさぐる
物心つく頃より 父親不在
海南島へ 出かけたと聞く
もとより音信 ある筈も無く
まさかに車を 牽いてもいまい
無事に暮らして いるのだろうか
男は酔って 車を牽き牽き帰る
喧嘩の挙句か 躓(つま)ずいたのか
毛脛(けずね)の脚に 血が滲む
こんな男を 何故に気にする
所詮は 他人に過ぎないのに
*文字で描く絵
寡黙(かもく)に過ぎると 云われつつ
呑み込む言葉 綾(いろ)となし
心の内 に 絵を描く
線描 点描 なぐり描(が)き
画材は 胸のうちに置き
ひとには見せぬ 筆使い
募(つの)る思いを 色となし
画面に荒ぶ 陰と影
心の中の 修羅を描く
次回から「 日溜り 」をご紹介します。
応援有難うございます。
【 blogランキング 】
荷物を牽いて あの男が通る
からだは陽に 焼き尽くされ
喉元辺(あた)りも 真っ赤な酒焼け
焼酎だけが 唯一の楽しみ
年令の頃なら はや四十路(よそじ)
少し知能も 劣るとの噂
でもあの顔だち あの体つき
心なしか 父親のそれに似て
永らく会えぬ 面影をさぐる
物心つく頃より 父親不在
海南島へ 出かけたと聞く
もとより音信 ある筈も無く
まさかに車を 牽いてもいまい
無事に暮らして いるのだろうか
男は酔って 車を牽き牽き帰る
喧嘩の挙句か 躓(つま)ずいたのか
毛脛(けずね)の脚に 血が滲む
こんな男を 何故に気にする
所詮は 他人に過ぎないのに
*文字で描く絵
寡黙(かもく)に過ぎると 云われつつ
呑み込む言葉 綾(いろ)となし
心の内 に 絵を描く
線描 点描 なぐり描(が)き
画材は 胸のうちに置き
ひとには見せぬ 筆使い
募(つの)る思いを 色となし
画面に荒ぶ 陰と影
心の中の 修羅を描く
次回から「 日溜り 」をご紹介します。
応援有難うございます。
【 blogランキング 】
Posted by 葡萄 at 03:38│Comments(0)
│「 心の虫 」

