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<title>　　　戦争の頃、子供だった。　猪本義弘詩文集</title>
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<description>終戦の年(昭和20年)熊本市立本荘小学校在籍中　心寂しき6年生の詩文集。旧漢字、旧仮名つかいは改定してあります。</description>
<language>ja</language>
<pubDate>Fri, 16 Mar 2007 18:15:00 +0900</pubDate>
<lastBuildDate>Thu, 31 May 2007 10:21:40 +0900</lastBuildDate>
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<title>* 塒（ねぐら）から　何処へ</title>
<description>夕日の彼方へ　鳥達は帰るいったい何処まで　飛ぶのだろう花岡の山に重なる　金峰山（きんぽうざん）有明の　海を越えれば　天草　島原せいぜい行って　そこら辺りか朝焼けを背負って　鳥達は飛ぶいったい何処から　来るのだろう東を見れば　阿蘇の峰雲の向こうは　大分の海まさか太平洋を　渡りはすまい北へと飛び立つ　鳥の群れはるばる何処を　目指すのだろう山脈（やま）の向こうは　激しい吹雪酷寒の地が　待ち受けるというのに好んで行くなら　激しさもま可（よ）しか虚しさ栖（すみか）に　仮居して他から温もり　待つよりも自ら求める　酷苦なら定かな明日も　拓けるだろう鳥よ大きく　羽ばたきたまえNHKハート展より←クリック　　*明日から「夢物語」編をご紹介します。　【 blogランキング 】</description>
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<category>「 小雀 」編</category>
<pubDate>Wed, 13 Jun 2007 04:37:00 +0900</pubDate>

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<title>* 迷い</title>
<description>* 迷い粘った糸を　風に投げ網目の罠を　仕掛ける虫餌を獲り　子育て　敵に向かう猛々しさに　生きる虫桑の緑を　絹に替えひっそりと繭（まゆ）にと　籠る虫小枝を集めて　身に纏（まと）いか細き糸に　縋（すが）る虫四枚の銀翅（はね）を　羽博（はばた）かせ大空高く　駆ける虫大きな羽根は　色模様花から花へと渡る虫根土（ねど）の間の　暗闇を幹へと昇って　死ぬる虫水の表面（おもて）を　滑る虫水藻（みずも）の泡に　絡む虫色を重ねて　塗る人も在り音を奏でる　人も居る糸紡ぐ人　染める人機織（はたお）る人と　人も様々虫は決して　迷いはしない花や木や草　枝にと生きる人は時には　迷いに迷う迷うからこそ　人なのか遥か遠くの　銀河の果てからもしも　この世を眺めてみたら人とて　虫とて迷うも　迷わぬもみんな同じに　見えるだろう虫はやっとで　一年を生き人永らえて　五十年生きるそれぞれ時間は　違っていても虫も五十年　生きてるつもり♪Illustrator-meiste Yukio Miyamoto♪　ｲﾗｽﾄﾚｰﾀｰ宮本幸男氏のﾌﾞﾛｸﾞ（猪本氏と作品が紹介されています。）　  猪本氏の作品（宮本氏のﾌﾞﾛｸﾞより拝借）　　　　応援に感謝します♡【 blogランキング 】</description>
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<category>「 小雀 」編</category>
<pubDate>Tue, 12 Jun 2007 04:00:00 +0900</pubDate>

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<title>* 得失　　　　* 鳥たち</title>
<description>* 得失大空を　駆けたくてある日鳥は　羽を得た　　羽根は得たけど　手を失った　　餌を掴む手は　もう持たぬ手の代わりにと　首を伸ばす猫も同じく　首で喰べる　　では　手は何の為にある　　樹木の上まで　昇るためです折角　手の変わりに羽根を得たのに羽根を無くした　鳥もいる　　駝鳥（だちょう）　エミウ　キイウイなど　　地上の餌だけ　 追う内に頭上の空を　忘れてしまった何かを得れば　何かを失う　　それでも人は　　あまねく　得ようとする知恵と一緒に　悪知恵まで得た妬む心や　他を貶しめる心まで　　邪悪なものも　全て得た　　この上　不老長寿まで得たらひとは悪魔と　化してしまうひとの寿命　たかが５０年　　思えば　本当に良かった* 鳥たち雀は軒端（のきば）に　群れ集う小さな羽根では　遠くまで行けず寿命（いのち）も短い　ものだろう鶏（にわとり）は庭先で　餌（え）を拾い地を這い　むなしく羽ばたき立てる刻告（ときつ）げる朝だけ　空思う鳶（とび）は空高く　風に舞う輪は描いても　遠出は出来ず居心地良い巣が　眼の下なのか鷺（さぎ）は田んぼで　田螺（たにし）をあさるやがて遠くに　旅立つために彼の地の景色を　忘れはすまい鶴は雪降る　空に舞う粉雪　白雪　吹雪いていてもシベリアよりは　暖かい鷲は天より　舞い降りて野ねずみ　兎に爪立てる引き裂く肉で　子も育つもしも私が　鳥になれたら信天翁（あほうどり）をと望むだろう誰 憚（はばか）らず　地球を巡り大海原の　大飛行　           　                            応援有難うございます。　　　　                         【 blogランキング 】</description>
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<category>「 小雀 」編</category>
<pubDate>Sun, 10 Jun 2007 23:57:00 +0900</pubDate>

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<title>* 川辺　　　　 * 仔猫</title>
<description>* 川辺川の淀みに　石囲いを作る　えびや川はぜを　中に入れればたったひとりの　水族館半透明の　川えびのからだ　水の中では　透きとおる長い両手で　ぼくの指を挟む「そいつは　から揚げにすると旨い」　岸辺の大人が　そういったあんな奴に　食わせてたまるか日暮れになると　囲いを壊す　今日の川えび牧場も　もう終わり明日またいっしょに　遊ぼうな* 仔猫ごみ箱の陰で　捨てられた仔猫が蠢（うごめ）く泥に塗れて力無げに　みゃあと鳴く銭湯の帰りに　覗いたら未（ま）だそこに居た　この寒空に　見捨てて行ける筈もないまだ暖かい手拭いで　泥を落として洗い桶に匿（かく）して　家の中に持ち込む飢えてるだろうけど　今夜は何もやれぬ仔猫は蒲団の窪みに　丸くなって眠る朝のご飯を家人の眼から　逸（そ）らしてよく噛み砕いてから　食べさせた押入れに隠して　学校に出かけたけれど授業も何も　手につかぬ帰ってみたら　もう捨てられたあと考えるまでも無い　僕自身が厄介者何処に捨てたか等とは　尋ねようもないきっと何処かで　生きていてくれ仔猫を憫（あわれ）む　その余りに人を憎んだとて　仕方あるまい　　　　今日も訪問いただき、ありがとうございます。　　【 blogランキング 】　</description>
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<category>「 小雀 」編</category>
<pubDate>Sun, 10 Jun 2007 04:09:00 +0900</pubDate>

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<title>* 白　　　* 日向ぼっこ</title>
<description>* 白学舎の帰りに　白と逢う白とは呼ぶけど　灰色の犬尻尾を振って　待っていてくれる昼の弁当を　半分残せば白は喜び　がつがつと食うもしやこれが　一日一度の食事白の毛並みは　艶を失い肋（あばら）も浮き出し　脚を引きずる歯も何本かは　欠けてるらしい飯に掛けた　田麩（でんぶ）が大好きひじきを煮たのも　よく食べる魚や卵を　やれれば良いのに白はもう　かなりの老犬飼われたことが　あるのだろうか明日は目脂（めやに）を　拭いてやろうときには　昼を我慢して全部を白の　目の前に置くさあ　ゆっくり食べて良いのだよ白は食べつつ　僕を見上げる何度も何度も　顔を窺（うかが）うこちらの腹が　鳴る故（せい）かなあ道の外れでの　ひと刻（とき）の出会いいったい何処で　寝てるのだろう連れて帰りたいけど　飼う場所が無い或る日行ったら　姿が見えぬ焼き芋を丸ごと置いて　そのまま帰る後で食べてくれると　良いのだけれど* 日向ぼっこ川辺の　斜面の窪みは潅木と　 草に囲まれ土手の人の　目には入らぬ晴れた日には　暖い陽溜りぼくは此処で　本を読むついうとうとと　微睡（まどろ）めば野良猫の黒が　やって来るいつの間にか　ぼくに慣れてすぐ傍にまで来て　蹲（うずくま）る猫と二人の　日向ぼっこ喉の辺りを　摩（さす）ってやると黒は歓び　仰向けになり脚を伸ばして　ごろごろと云うぼくも両手で　伸びをして思いっきりの　大あくび川の匂いと　陽（ひ）の光懐いてくれる　友も居て暫しの安らぎ　ではあれど世の中　決して悪い事ばかりで　ではないのだ　　　　　　　↓応援お願いいたします。m(__)m　　　　【 blogランキング 】</description>
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<category>「 小雀 」編</category>
<pubDate>Sat, 09 Jun 2007 04:26:00 +0900</pubDate>

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<title>* 小雀</title>
<description>*小雀道端に　小雀が蹲（うずくま）る軒端（のきば）の巣からでも　落ちたのか近くに親の　姿も見えぬ飛べもせぬ羽根　ぱたつかせそれでも必死に　逃げようとする片方の脚は　折れているらしい巣があるのなら　戻してやるのに手に掬（すく）えば　小さな黒目も力無く好きな虫を　捕らえてやるのも難しい箱の中に　古新聞紙の塒（ねぐら）をこしらえ青菜と削り節　ご飯粒を混ぜてすり餌を　作った嘴（くちばし）を開けさせ　餌をほんの少しずつでもなかなか巧くは　飲み込めないもう、食べる気力さえ　残らぬのか小雀に集（たか）ったダニが　掌（てのひら）を這う夜中にかさこそ　音がしていて朝には　冷たくなっていた生も死も無残小さな命は人の気持ちも　知らぬ儘（まま）に　　　　　　　　応援有難うございます。　　　　　【 blogランキング 】</description>
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<category>「 小雀 」編</category>
<pubDate>Fri, 08 Jun 2007 03:51:00 +0900</pubDate>

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